自動運転シャトルバスを2023年中に導入へ

ソフトバンク傘下のBOLDLYが自動運転シャトルバス「MiCa」の日本導入を発表

ソフトバンク傘下のBOLDLYは、2023年5月16日にエストニアのAuve Techが開発した自動運転シャトルバス「MiCa」を日本に導入することを発表したそうです。すでに茨城県境町がBOLDLYとの覚書を結んでおり、2023年中にMiCaの導入を予定しているそうです。

MiCaは、2022年10月に発表された8人乗りの小型バスで、7台のLiDARセンサーと8台のカメラを備え、周囲の環境を正確に把握するそうです。LiDARセンサーは100m先まで検知が可能であり、もし経路上に障害物があった場合は、あらかじめ設定された範囲内で自動的に回避するそうです。さらに、急速充電にも対応しており、わずか1時間で充電が完了するとのことです。

MiCaは、降雪や豪雨などの過酷な環境下でも安定して走行できるよう、特殊なセンサーやソフトウェアを採用しているそうです。また、ステアリング、ブレーキ、コンピュータ、センサーなどの安全関連システムは全て冗長化されており、車両故障のリスクを最小限に抑えることができるとされています。

Auve Techは、2022年からMiCaの日本仕様モデルの開発を進めており、BOLDLYの運行管理プラットフォームである「Dispatcher」に対応した機器やカメラを搭載しているそうです。MiCaの車両ソフトウェアとAPIも連携しており、効果的な運行管理が可能となっているそうです。また、エストニア仕様と比較して、日本仕様では車体のドアが左側に配置されている点にも留意が必要だということです。

BOLDLYは、2023年度に約10台のMiCaを日本へ導入する予定だそうです。自動運転シャトルバスの導入により、より便利で効率的な交通手段が提供されることでしょう。今後の展開に注目です。