金属製ストロー、実は危険物扱い

マサチューセッツ州ボストンのローガン国際空港で、乗客の持ち込み手荷物から「吸血鬼のストロー」と呼ばれる金属製ストローが発見され、州警察によって没収され、乗客は逮捕されました。米運輸保安庁(TSA)の報道担当者によると、この男性はイリノイ州シカゴから搭乗した26歳の男性でした。

「吸血鬼のストロー」は、一部の州で預け荷物に入れることができるものの、マサチューセッツ州では持ち歩くことが禁止されているとのことです。男性は、短剣など「鋭利な器具」の携行を禁止した州法に違反した容疑で逮捕されましたが、名前は公表されていません。

米刃物メーカーのサボは、「吸血鬼のストロー」を販売しており、チタン製で85ドル(約1万2000円)です。長さ25センチで、濃い飲み物を簡単に飲めるだけでなく、自衛目的で使用することもできる強さと長さが特徴です。米国内で生産されているとのことです。

私はこのニュースを聞いて、えっストローが?と思いましたが、長さもあり、吸い口は丸い形状ですが、差し口は尖っていて、それが金属でできています。使い方によっては、十分人を傷つけることができるといえばできるでしょう。現に自衛目的で使えるとありますから。捕まった男性はそういう認識はなかったかもしれませんね。ですが、尖った危険物という扱いですから、このようなものを持ち込むことが許されないことを改めて認識させられました。手荷物には気をつけましょう。